カンボジア国花についての豆知識💡

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本日はカンボジアの花についてのお話です。日本の国花といえば桜と菊ですよね。それでは皆さんカンボジアの国花は何だと思いますか?きっと皆さんは全く想像がつかないですよね。

私も南米や欧米諸国の国花を聞かれても分かりません(笑)。知っているのは母国カンボジア、お隣のタイ、日本くらいです。

カンボジアの国花が分かって何になる?

と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これを知った上でカンボジアに来られると、全土の至る所に国花があることに気付きます。カンボジアの豆知識として覚えておけば、さらにご旅行が楽しくなることでしょう。

カンボジア国花

カンボジアの国花はロムドゥオルと呼ばれる花です。

クメール語ではプカーロムドゥオルと言います。(プカー=花、ロムドゥオル 花の名前)
ロムドゥオルは古代から最も美しい装飾品の一つとされ、人々から愛されてきました。

古くから重宝されてきたロムドゥオルですが、国花として正式に認定されたのは2015年と割と最近の話です。

ロムドゥオルの木は高さが8から12メートルと大きく、幹の太さは直径20から30センチ程になります。この木に咲く黄色みがかった白いロムドゥオルの花は、太陽が暮れる夕方から夜にかけて、魅力的な香りを放ちます。

古代、クメールの女性は、この良い香りの花をリップクリームの原料としていたとされ、またカンボジア女性の美しさは、この「ロムドゥオル」に例えられてきたという、カンボジアを代表する花なんです。

この花は乾季の3月頃から咲き出します。
その頃、路上では信号待ちで止まっている方に向けて売子がロムドゥオルの花の飾りを売り歩きます。
車内にこの花を置くと心地よい花の香りが広がり、リラクゼーション効果があります。たぶん(笑)

私はこの香りが小さい頃から大好きです。
寝る時に枕元に置くと、心なしか睡眠が良くなる気がします。

ロムドゥオルの花は結婚式や祭事にはもちろん、芸術、美術(デザイン)、音楽、建築、農業、観光分野など様々な場面で多用されます。

遺跡に描かれている壁画のレリーフであったり、ブレスレットや首飾りなどの装飾品、香水、リップクリームなど美容品、カンボジアを代表するお米の名前、マンホールの蓋のデザインなど、ありとあらゆる物や場所でロムドゥオルの花が用いられています。

アンコール遺跡地域の公園や省庁、お寺、ホテルなどにも多く植樹されています。
お寺の近くではこの花を売っているお店が多いので、3月、4月頃にお越しになられる方は是非探してみてくださいね!

それではまた!

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